令和7年4月1日市長メッセージ「広報たからづか令和7年4月号の発行にあたって」
市民の皆さまへ
春の暖かさを爽やかな風が運んできました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
本年4月18日をもって、私は宝塚市長を退任いたします。みなさまと一緒に過ごした4年間は、とても素晴らしい日々でした。心から感謝いたします。
まさにコロナ禍という有事で始まりました山﨑市政では、市民や事業者のみなさまは新型コロナ感染症拡大により様々な影響を受けており、その生活を守ることを一番に考えるべきときでした。何とかコロナ禍の影響を最小限に留めようと、感染予防対策や生活支援などに取り組みながら、市長も自粛でしたのでみなさまとお会いすることができない2年間は辛いものでした。
私がこの4年間で一番心に残ったのは、武庫川河川敷でのイベントで出会った市民の方からの「市役所が変わったよ。職員が市民の方を向いてくれた。職員が一緒に活動してくれるようになった。」という言葉でした。コロナ対策に取り組みながら、まずは行政の改革、多様な方々との協働共創に力を注いできました。教育委員会には子ども中心に問題を解決する弁護士を配置し、行政組織の中に外部人材の力を取り入れ、民間企業や国に職員を派遣するなど、職員の意識を変え、組織が時代に合わせて変化していくための施策を実施しました。24の企業、団体、大学と包括連携協定を締結してまちづくりの仲間を増やし、誰かと協働して、市民の幸せのために私たちみんなでまちを支え盛り上げていく試みが沢山生まれました。その中でもとりわけ市民のみなさまと協働での活動は、宝塚市を支える一番の力です。
林芙美子が好んで色紙に書いた短詩があります。「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり」。私の祖母の部屋に掲げてあった言葉です。私が守るべき人々の幸せを実現するため、苦しいことが多くても必ずどこかに光は見いだせると信じて進んできました。私の退任が寂しいと涙を流してくれた方々、そして支えて下さった全てのみなさまに、心から感謝いたします。またどこかでお会いできることを期待して、お別れのご挨拶といたします。ありがとうございました。
このページに関するお問い合わせ
企画経営部 広報課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎4階
電話:0797-77-2002 ファクス:0797-74-6903
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。