《宝塚市議会報かけはしテキスト版》 第268号 令和7年(2025年) 5月1日(木曜日) 編集発行 宝塚市議会 宝塚市議会報かけはしテキスト版は、宝塚市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 ◯宝塚市の財政健全化を目指して ◯令和7年度一般会計・特別会計予算を可決 ◯3月定例会の概要 ◯市議会議員からのハラスメント行為等に関するアンケート結果 ◯今年の予算は2段階 ◯議会あれこれ 【2~3面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  宝塚市の財政健全化を目指して 【中間報告】財政の主要課題に関する調査特別委員会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆「財政の主要課題に関する調査特別委員会」とは◆ ◇はじめに 宝塚市の財政は、新ごみ処理施設建設工事に加え、人口減少、少子高齢化に対応する子育て支援の充実、高齢化施策の実施等により、扶助費や特別会計への繰出金のさらなる増加が見込まれます。 また、建物施設の老朽化に対応する経費も必要になることや、新病院建設に伴う一般会計の負担が見込まれるなど、収支を悪化させる要因が山積しています。 本市の財政状況がなぜここまで悪化したのか、市議会はその実態を正確に把握し、適切な対応を講じる必要があると判断し、令和6年11月18日、財政の主要課題に関する調査特別委員会を設置しました。 委員会設置から令和7年3月14日までに計8回の委員会を開催しました。 ◇委員会の任務事項 1 財政の主要課題に関すること 2 中長期的な財政見通しに関すること 3 事務事業見直しに関すること ◇宝塚市財政非常事態宣言の発令を求める決議 市議会ではこのような本市の財政状況を踏まえ、12月定例会において、「宝塚市財政非常事態宣言の発令を求める決議」を全会一致で可決しました。 この決議は極めて重い意味を持ち、単なる財政分析にとどまらず、市政全体の在り方を問い直す契機となりました。決議後、本委員会は、より踏み込んだ議論を行う場へと変化しています。 財政の主要課題に関する調査特別委員会委員 委員長 くわはらけんざぶろう 副委員長 みやけこうじ 委員 おおかわひろゆき おおしまときこ きたやまてるあき さかもとあつし すえながやよい てらもとさなえ なかやまゆうすけ みとみちえこ もちだちえ (五十音順) ◆委員会の主な活動◆ 財政シミュレーション(令和7年1月14日) 今後の宝塚市の財政について、どれぐらい財源不足なのか、危機感を共有するための財政シミュレーションを実施しました。 参考人招致(令和7年1月31日) 当時、宝塚市の政策アドバイザーであったうえむらとしゆき氏(関西学院大学教授)から話を伺いました。 うえむら氏は地方自治体や民間団体で幅広く活躍する行財政経営の専門家であり、今回の財政問題について「事業の廃止(スクラップ)ができないマネジメントの問題が大きい」との問題提起がありました。 ◆財政シミュレーション◆ ◇財政見通しの変化 令和6年3月に公表された財政見通しでは、令和6年度から令和15年度までの10年間において、112億8100万円の一般財源不足が生じることが判明しました。 そのため、令和7年度に10億円、令和8年度および令和9年度にはそれぞれ7億円の合計24億円の財政改善が必要とされました。 本委員会においても、独自のシミュレーションデータを用い、安定した予算編成にはどれだけの改善が必要かを共有しました。 ◆参考人の意見◆ 行政改革とは以下のように平時からボトムアップ型で事業を「スクラップ・アンド・ビルド・アンド・PR」していくこと (1)事業の廃止(スクラップ) 事業検証を実施し、事業の廃止を決定する(スクラップ)。事業を廃止しないときは、事業の有効性・効率性を高める。 (2)新規事業(ビルド) 事業を廃止して得た財源で新規事業を立ち上げる(ビルド)。ビルドばかりだと1事業当たりの予算が減少し事業の効果が薄くなるので注意が必要。 (3)市民に知らせる(PR) スクラップとビルドの過程を市民に知らせる(PR)。 →トップが示す明るい未来を目指す 財政が危機的な状況(有事)になった今、スピード感のあるトップマネジメントが必要 (1)危機感の共有 危機感の共有のため「財政非常事態宣言」を発令する。 (2)進捗の見える化 歳出減および歳入増の数値目標の設定と進捗管理をし、市民に見える化する。 (3)シーリング シーリング(予算の要求額の上限)を設定する。 →財政再建後の新規事業の芽出し ◆今後の委員会◆ ◇財政状況の変化 本委員会設置当初は、令和8年度から予算編成が困難になると予想されていましたが、市民からの寄付により、その時期が令和10年度へと2年間延引される見込みとなりました。 しかしながら、財政規律に沿った予算編成を可能とするには、なおも、令和8年度に7億円、令和9年度に5億円、合計12億円の改善が必要になると確認されました。 ◇今後の対応方針 今後、6月補正予算の編成結果を受け、本委員会を改めて開催し、今後の行財政改革の具体的な方策について協議を継続し、市に対して、「宝塚市財政非常事態宣言の発令を求める決議」の重みを十分に認識し、行財政改革に全力で取り組むことを求めていきます。 【4〜5面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 令和7年度 過去最大規模 一般会計・特別会計予算を可決 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 3月定例会の初日(令和7年2月25日)に、市長から令和7年度一般会計予算(骨格予算)および6件の特別会計予算が提案され、市議会では予算特別委員会を設置し、3月7日から3月11日までの3日間をかけて慎重に審査を行いました。 まず、提案された予算全体に対して「宝塚市財政非常事態宣言の発令を求める決議への対応および骨格予算について」の論点を設定し、令和6年12月20日に市議会が全会一致で可決した決議に対する市の考え方や財政状況悪化の原因などについて質疑を行い、その後、会計別に審査を行いました。そして、令和7年3月18日の本会議において、一般会計および特別会計の全ての予算が可決されました。 予算特別委員会委員 委員長 むらまつあんな 副委員長 みやけこうじ 委員 あさたにあき おおしまちとせ おおしまときこ おだたかこ くわはらけんざぶろう さかもとあつし すえながやよい たなかこう てらもとさなえ なかやまゆうすけ (五十音順) 一般会計予算[賛成多数可決] 特別会計予算(6件)[全会一致可決] ◆予算概要(一般会計目的別構成比)◆ 歳入 954.5億円 100.0% 市税 38.3% 国庫支出金 19.0% 地方交付税 8.5% 市債 8.3% 県支出金 7.3% 地方消費税交付金 5.4% 繰入金 3.2% 諸収入 3.0% 使用料および手数料 2.2% 寄付金 1.0% 株式等譲渡所得割交付金 0.8% 分担金および負担金 0.8% その他 2.2% 歳出 954.5億円 100.0% 民生費 45.6% 教育費 13.9% 衛生費 11.3% 総務費 10.6% 公債費 7.5% 土木費 6.8% 消防費 2.9% 議会費 0.5% その他 0.9% ◆各会計別歳入歳出予算額◆ 一般会計(A) 令和7年度 954億5千万円 令和6年度 905億5千万円 増減額 49億円 増減比(%) 105.4 特別会計(B) 令和7年度 514億5674万8千円 令和6年度 509億6186万8千円 増減額 4億9488万円 増減比(%) 101.0 国民健康保険事業費 令和7年度 213億9850万円 令和6年度 220億6720万円 増減額 マイナス6億6870万円 増減比(%) 97.0 国民健康保険診療施設費 令和7年度 1億2380万円 令和6年度 1億3130万円 増減額 マイナス750万円 増減比(%) 94.3 介護保険事業費 令和7年度 239億6640万円 令和6年度 232億6180万円 増減額 7億460万円 増減比(%) 103.0 後期高齢者医療事業費 令和7年度 55億8830万円 令和6年度 51億4020万円 増減額 4億4810万円 増減比(%) 108.7 財産区 令和7年度 1億7377万4千円 令和6年度 8352万9千円 増減額 9024万5千円 増減比(%) 208.0 宝塚市営霊園事業費 令和7年度 2億597万4千円 令和6年度 2億7783万9千円 増減額 マイナス7186万5千円 増減比(%) 74.1 計(A)+(B) 令和7年度 1469億674万8千円 令和6年度 1415億1186万8千円 増減額 53億9488万円 増減比(%) 103.8 ◆委員会での主な質疑◆ 宝塚市財政非常事態宣言の発令を求める決議への対応および骨格予算について 問い 決議に対する市の考えは。 答え 市議会からの決議は、市として最大限尊重し実現できるようにしていくことが当然であり、適切な報告が必要である。決議には、今後の財政運営に係る課題と対策の情報の公開が必須と書かれているため、今後の方向をきちんと決めなければならない。新市長ともこれまでの協議内容を相談しながら進めていくべきだと考えている。 問い 財政状況悪化の原因の一つが市役所内の構造的な問題とも言われている。その構造的な問題について、どのように分析しているのか。 答え 今回の骨格予算で、財政調整基金を13億円取り崩しており、財政調整基金を取り崩さなければ予算編成ができないことがまずは一番の問題である。 一般会計 広報たからづか 問い 今後の在り方は。 答え 全戸配布の廃止は考えていないが、昨今の印刷費や宅配に係る人件費の高騰を受けて、ページ数の削減等に取り組むとともに、代替手段として市ホームページ等のデジタル媒体の充実に取り組む必要があると考えている。 待機児童対策 問い 地域児童育成会や放課後児童クラブの待機児童について、令和6年度は長期休業中、臨時の地域児童育成会が設置された。令和7年度の対応は。 答え 令和6年度は中学校1校、小学校6校に設置した。令和7年度は8校分の予算を計上しており、対応について協議している。 スクールソーシャルワーカー 問い 本市の体制は。 答え 小学校を中心に7名配置。中学校でのケース対応は生徒の校区の小学校担当が主に担当している。 道路維持事業 問い 令和7年度は予算額が若干増額しているが、材料費が高騰している中、今までと比較し、どの程度の割合で道路のメンテナンスができると考えているか。 答え 労務単価や資材機材単価の上昇などにより、今後の工事費の上昇については正確な予測は難しいが、5年で工事量が20%程度減少すると推測している。 寄付金 問い JRAからの寄付金は毎年どれぐらいあるのか。 答え 令和7年度が5億4千万円余であり、毎年度予算決算とも大体このぐらいの規模で推移している。 特別会計 出産育児一時金 問い 予算額が前年度より減額となっている理由は。 答え 令和6年度実績が令和5年度と比較して非常に下がっており、この実績に合わせて予算を計上しているためである。 ◆委員会での討論◆ 一般会計予算に反対  令和6年3月の財政見通しでは、令和7年度は10億円の収支改善が必要とされていたが、事業見直しによる改善見込額は2.8億円にとどまった。この取り組みに関しては十分なスクラップが行われておらず、財政見直しの実行に際して責任の所在が不明確であり、市当局の覚悟が不十分であったと考える。また、骨格予算でありながら49億円の増額がなされるなど、過去最大規模の予算となっている。これまでの取り組みが進んでいれば予算増額分の縮小等ができたのではないかと考え、反対する。 一般会計予算に賛成  今回は骨格予算であり、今後の肉付けが予定されている。特に民生費の増加は法律で義務付けられた事業が多く、利用者や対象者の増加に伴う市の負担増の部分については本来、国が全額負担すべきものであると考える。国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療に対する繰出金やシステム標準化の自治体負担も同様である。さらに、市立病院やクリーンセンターの建て替え、体育館の整備など、いずれも多額の予算を伴うが、市民生活に不可欠であり、全庁を挙げて取り組んでほしいと考え、賛成する。 ◆本会議での各議員の賛否◆ 一般会計予算 賛成 あさたにあき おおかわひろゆき おおしまちとせ おおしまときこ おだたかこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ きたやまてるあき くわはらけんざぶろう さかもとあつし たなかこう てらもとさなえ なかのただし ふじおかかずえ みとみちえこ みやけこうじ もちだちえ (五十音順) 反対 いけだみつたか いずみゆき いばさとし すえながやよい なかやまゆうすけ むらまつあんな (五十音順) 【6面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 3月定例会の議案審議 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 3月定例会では市長から提出された議案、市民の皆さまから提出された請願など52件を審議しました。主な議案審議の概要についてご報告します。 提出された議案は一部を除き、3つの常任委員会(総務・文教生活・産業建設)に付託し、慎重に審査しました。 なお、予算特別委員会を設置して審査した令和7年度宝塚市一般会計予算案および6件の特別会計予算案の審議概要については、4~5面をご覧ください。 市長提出議案……50件 議員提出議案……1件 請願……1件 ◆常任委員会への主な付託議案等◆ 総務常任委員会  ■令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第10号)  ■負担付き寄附の受納について  ■宝塚市立病院建設基金条例の制定について  ■選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議論の促進を求める意見書の提出についての請願  など 17件(7面) 文教生活常任委員会  ■令和7年度宝塚市病院事業会計予算  ■令和6年度宝塚市病院事業会計補正予算(第2号)  ■宝塚市立健康センター条例の一部を改正する条例の制定について  など 6件(8面) 産業建設常任委員会  ■令和7年度宝塚市水道事業会計予算  ■令和7年度宝塚市下水道事業会計予算  ■工事請負契約(宝塚市新ごみ処理施設等整備・運営事業 整備工事)の変更について  など 8件(9面) 【7面】 ----------------------------------------------------------------------------------------  一般会計予算を約278億2207万円増額 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第10号) 補正後の予算額 1221億6356万1千円(278億2207万2千円の増額)主な歳出増は、基金管理事業、病院事業会計補助金など。主な歳入増は、国・県支出金(施設型給付費負担金)、寄付金(病院事業会計補助金への寄付金)など。 ◆主な審議内容◆ 問い 障害児相談支援事業の相談員不足、子ども発達支援センター診療所の訓練士不足をどう改善するのか。根本的な見直しが必要ではないか。 答え 会計年度任用職員の募集を行ったが、雇用条件が合わず採用できなかった。他市の事例も研究し、対策を講じていきたい。 問い 中央図書館の改修工事費が約3700万円の減となった理由は。また、雨漏りへの対応は。 答え 空調機器更新工事費の一部を支払う予定だったが、支払いが来年度に繰り延べされたため減額する。また、雨漏り対策工事は令和7年度に設計を行う予定。 ----------------------------------------------------------------------------------------  新病院建設のため多額の寄付を受納 [いずれも全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■負担付き寄附の受納について  ■宝塚市立病院建設基金条例の制定について 老朽化した宝塚市立病院の建て替えに要する資金として250億円の寄付申し出があったため、これを受納するとともに、この寄付金を積み立てて管理することを目的とした新たな基金を創設するための条例を制定します。 ◆主な審議内容◆ 問い この基金は、新病院の建設費用のうち、病院事業会計が負担する部分にも使われるのか。 答え 事業費全額に対して基金を活用する。 問い 地方交付税の交付基準では1平米当たりの建築単価は52万円だが、現在の費用想定では90万円程度が見込まれる。超過負担分はどうなるか。 答え 概算事業費が固まった段階で、国、県と協議し、市にとって有利となるよう交渉していく。 問い 多額の寄付に対して、新病院に「〇〇記念病院」といった名称をつけることを検討しては。 答え 寄付者との協議でも、愛称のことが話題になっている。寄付者の思いを尊重し検討する。 ----------------------------------------------------------------------------------------  通称使用の拡大か、選択的夫婦別姓制度の創設か [賛成多数採択] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議論の促進を求める意見書の提出についての請願 選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議論の促進を求める意見書を、国に提出することを求めるものです。 ◆主な審議内容◆ 問い ある報道機関による調査では、旧姓の通称使用拡大に賛成が45%、選択的夫婦別姓に賛成が37%、それに反対が14%であり、別姓に反対する意見が約6割あるが、どう考えるか。 答え 選択的制度なので、別姓を選べず困っている人のことを考えるべき。 問い 戸籍制度への影響は。 答え 法務省の改正案骨子の制度設計を見る限りでは、夫婦の戸籍の中に子が記載されることは変わらないと想定する。 ◆各議員の賛否◆ 賛成 おおしまときこ おだたかこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ きたやまてるあき さかもとあつし たなかこう てらもとさなえ なかのただし ふじおかかずえ みとみちえこ みやけこうじ (五十音順) 反対 あさたにあき いけだみつたか いずみゆき いばさとし おおかわひろゆき おおしまちとせ くわはらけんざぶろう すえながやよい なかやまゆうすけ むらまつあんな もちだちえ (五十音順) 【8面】 ----------------------------------------------------------------------------------------  令和7年度宝塚市病院事業会計予算を可決 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■令和7年度宝塚市病院事業会計予算 令和7年度の年間入院患者数延べ10万5850人、年間外来患者数延べ21万2280人、1日平均の入院患者数290人、外来患者数870人と見込んでいます。 ◆主な審議内容◆ 問い 入院診療単価をさらに上げるための方策は。 答え 新たな急性期病院に認定されると入院料が加算される。1年間で約2億円の増額が試算されるため、その認定の取得に取り組んでいる。 問い 今後の経営見通しや新病院の計画への考えは。 答え 現在、病棟の工事により減少した病床数でも収支均衡を保っている。看護師不足を補い、病床をフルオープンすれば、経営状況がさらに改善すると考えている。 ◆令和7年度病院事業会計予算の概要◆ 収益的収入および支出 収益的収入 139億8483万4千円 収益的支出 142億1782万9千円 差し引き マイナス2億3299万5千円 資本的収入および支出 資本的収入 4億7840万1千円 資本的支出 18億8650万5千円 差し引き※ マイナス14億810万4千円 ※損益勘定留保資金等で補填 ----------------------------------------------------------------------------------------  寄付金により手術支援ロボットを市立病院に導入 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■令和6年度宝塚市病院事業会計補正予算(第2号) 寄付金により手術支援ロボットを整備するため、資本的収入の補助金および資本的支出の建設改良費をそれぞれ3億9470万8千円増額するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 導入予定の手術支援ロボットを扱える医師は確保できているか。 答え 泌尿器科に在籍する2名の医師が手術支援ロボットダビンチのライセンスを所有しており、手術の実績もある。 問い 年間の維持費はどの程度か。 答え 年間の保守メンテナンス費用が税込みで1650万円程度、加えて1回の手術ごとに必要になる消耗品費が17万5千円程度とメーカーから聞いている。 ----------------------------------------------------------------------------------------  健康センターで実施している前立腺がん検診を廃止 [賛成多数可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■宝塚市立健康センター条例の一部を改正する条例の制定について 令和7年4月から、宝塚市立健康センターで実施するがん検診のうち、前立腺がん検診を廃止するため、条例の一部を改正するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 検診受診者で、実際に前立腺がんと診断された人数は。 答え 令和5年度検診受診者数5401人のうち、がんと診断されたと把握できた方は、31名で、0.6%程度である。 問い 受診料を上げて継続する考えはなかったのか。 答え 値上げの検討も行ったが、死亡率の減少効果が認められていない検診を公費で継続する必要があるのかという点を重く捉え、今回の判断に至った。 ◆各議員の賛否◆ 賛成 あさたにあき いけだみつたか いずみゆき いばさとし おおかわひろゆき おおしまちとせ くわはらけんざぶろう さかもとあつし すえながやよい なかのただし なかやまゆうすけ ふじおかかずえ むらまつあんな みやけこうじ もちだちえ (五十音順) 反対 おおしまときこ おだたかこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ きたやまてるあき たなかこう てらもとさなえ みとみちえこ (五十音順) 【9面】 ----------------------------------------------------------------------------------------  令和7年度宝塚市水道事業会計予算を可決 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■令和7年度宝塚市水道事業会計予算 令和7年度の給水人口を22万6738人、年間総配水量を2406万8022立方メートルと予定して、左表のとおりの予算とするものです。主な建設改良事業は管路耐震化(更新)事業などです。 ◆主な審議内容◆ 問い 19%の料金改定をしたが、まだ給水原価が供給単価を上回っている。今後、どの程度の改定が必要なのか。 答え 現在、金利の上昇、物価高や投資の必要性、有収水量の減少などあらゆる状況を加味して財政計画を立てている。局内で合意形成を図り、審議会での意見も聞き、令和8年度には経営戦略の中でどれくらいの改定が必要かを説明していくべきと考えている。 ◆令和7年度水道事業会計予算の概要◆ 収益的収入および支出 収益的収入 52億6218万3千円 収益的支出 52億5886万4千円 差し引き 331万9千円 資本的収入および支出 資本的収入 14億2635万円 資本的支出 24億2133万7千円 差し引き※ マイナス9億9498万7千円 ※損益勘定留保資金等で補填 ----------------------------------------------------------------------------------------  令和7年度宝塚市下水道事業会計予算を可決 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■令和7年度宝塚市下水道事業会計予算 令和7年度の水洗化人口を22万3125人、年間総処理水量を2630万6194立方メートルと予定して、左表のとおりの予算とするものです。主な建設改良事業は公共下水道建設改良事業(雨水整備および汚水整備)です。 ◆主な審議内容◆ 問い 水道事業会計からの借り入れの返済および企業債償還について今後の見通しは。 答え 借り入れについては、令和7年度から返済し、令和11年度には全て返済する予定にしている。企業債償還については減少する傾向にあるが、今後は管の更新や老朽化対策の需要が高まる。今後10年の経営戦略の中で計画を立てていきたいと考えている。 ◆令和7年度下水道事業会計予算の概要◆ 収益的収入および支出 収益的収入 42億5139万円 収益的支出 45億7398万1千円 差し引き マイナス3億2259万1千円 資本的収入および支出 資本的収入 26億4082万3千円 資本的支出 42億2165万1千円 差し引き※ マイナス15億8082万8千円 ※損益勘定留保資金等で補填 ----------------------------------------------------------------------------------------  スライド条項に基づき新ごみ処理施設等整備契約金額を増額 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆  ■工事請負契約(宝塚市新ごみ処理施設等整備•運営事業 整備工事)の変更について 受注者から全体スライド条項の規定に基づく契約金額変更の請求があったため、賃金および物価の全体スライドを行い、契約金額を42億2165万2889円増額し、505億4045万2889円に変更するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 新ごみ処理施設の建設に関し、国の補助金は市が計画するとおりに獲得できているのか。 答え 要綱に基づいた補助金を予定どおり獲得している。 問い 国土交通省が令和7年3月から6%の労務単価引き上げを公表しているが影響するのか。 答え 今回は影響しない。基準日から12カ月経過後、1.5%以上の物価や人件費の高騰があれば、再スライドになるため、今後は影響する。 【10面】 ---------------------------------------------------------------------------  その他の賛否が全員一致した議案 --------------------------------------------------------------------------- ◆市長提出◆ ■名称/結果 専決処分した事件の承認を求めることについて(令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第9号))[承認] 令和6年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第4号) [可決] 令和6年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第3号) [可決] 令和6年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第4号、第5号)(2件) [可決] 令和6年度宝塚市特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第4号) [可決] 令和6年度宝塚市特別会計財産区補正予算(第2号) [可決] 令和6年度宝塚市特別会計宝塚市営霊園事業費補正予算(第4号) [可決] 宝塚市市税条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市都市開発基金条例を廃止する条例の制定について [可決] 職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市職員等の旅費に関する条例の全部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等に関する基準を定める条例及び宝塚市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市私立学校助成条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市学校給食の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市高齢者、障碍者等の移動等の円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市開発、都市計画等事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市都市景観条例及び宝塚市開発事業における協働のまちづくりの推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて [同意] 宝塚市公平委員会の委員選任につき同意を求めることについて [同意] 宝塚市固定資産評価審査委員会の委員選任につき同意を求めることについて(3件) [同意] 令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第11号) [可決] 工事請負契約((都)競馬場高丸線道路新設改良工事(その3))の変更について [可決] 宝塚市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて [同意] 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて(3件) [適任] ◆議員提出◆ ■名称/結果 宝塚市議会における個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 【11面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会議員からの ハラスメント行為等に関するアンケート結果 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  宝塚市議会では、昨今社会問題となっている「市議会議員からのハラスメント行為」等の発生防止に向けた方策を協議・検討しており、昨年5月には専門家を招いて研修を実施しました。また、本市における実態を把握するため、市職員等を対象にアンケート調査を実施しました。  アンケート調査の集計結果の一部を紹介します。 調査対象  市職員(特別職、市立学校に勤務する教職員を含む)および市議会議員 調査期間 令和7年1月17日~1月31日 調査方法 オンラインによるアンケート(完全匿名) 回答総数 523件 Q1-1  あなたは過去6年以内に、市議会議員からハラスメント行為を受けたことがありますか。 ある 7%(35件) ない 93%(488件) Q1-2  市議会議員から、どのようなハラスメント行為を受けましたか。(複数回答)※ パワーハラスメント 50件 セクシャルハラスメント 3件 妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント行為 1件 その他 18件 ※各選択肢の下に複数の選択肢があり、それを合計したもの Q1-3  前問のハラスメント行為を受けたのはいつですか。(複数回答) 3カ月以内 10件 1年以内 12件 2年以内 8件 6年以内 23件 Q2-1  過去6年以内に、市議会議員からハラスメント行為とまでは思わないが、不快に感じた言動を受けたことがありますか。 ある 17%(89件) ない 83%(434件) Q2-2  前問であるとした場合、市議会議員からどのような不快な言動を受けましたか。(複数回答)※件数の多い3件 横柄な言葉遣い・机を叩く・無視など威圧的・不快な態度 45件 不当な要求ではないが長時間や時間外の対応 30件 不当な要求ではないが過剰な資料や情報の提供 30件 ◆今後に向けて◆  アンケートでは、上記の他にハラスメント行為を受けたときの影響やどのように対応したか、また、対応しなかった場合の理由について尋ねたほか、自由記述で意見を記入してもらいました。  今後、宝塚市議会では、ハラスメント行為を防止するには、どのような取り組みが必要なのかを検討してまいります。 【12~13面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  今年の予算は2段階  骨格?肉付け? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆新市長のもとで肉付け予算を編成◆ 令和7年度の宝塚市予算は、例年とは若干異なりイレギュラーな編成方法になっています。4月に市長選挙があり、そこで新たに選出された市長のもとで、政策的な経費を含んだ予算案が策定されることになっているからです。 ちょっと複雑な今年度の予算編成の流れについて解説します。 1~3月 ・骨格予算の編成作業 ・市議会(3月定例会)での予算審議 ・骨格予算の成立 4~5月 ・骨格予算に基づく事業がスタート ・市長選挙 ・新市長の任期スタート ・肉付け予算(補正予算)の編成作業 5~7月 ・市議会の正副議長などの改選 ・市議会(6月定例会)での予算審議 ・肉付け予算(補正予算)の成立 ・令和7年度の全事業がスタート ◆例年、市の予算編成作業がピークを迎えるのは1月。 その後、市長協議を終えて策定された予算案は市議会に送られ、3月定例会で審議されます。 ◆今年は4月に市長選挙を控えており、3月定例会に提出される予算案は、義務的な支出(人件費など)や継続的な事業を中心とした予算となっています。これを「骨格予算」と呼びます。 ◆3月定例会で成立した骨格予算に従い、4月から宝塚市の新年度事業が始まります。 ◆4月19日に新市長の任期が始まると、新市長の判断により政策的な経費についての予算編成作業が開始されます。この予算のことを「肉付け予算」と呼びます。肉付け予算は6月定例会に補正予算案として提出され審議されます。 ◆また、5月には市議会の正副議長の改選や、各常任委員会の委員選任などが行われ、議会の体制も一新されます。 ◆そもそも予算って何?◆ 宝塚市が1年間にどれぐらいのお金を使って、どんな仕事をするのか。それをあらかじめ決めておくのが「予算」です。 「予算」では、1年間にどれだけの収入があり、それをどのように使って市民の生活に必要な事業を進めていくのか、その見込みが示されます。 市長のもとで策定された予算案は市議会で審議され、その議決を受けることが必要です。成立した予算に基づき、宝塚市の1年間の仕事が進められることになります。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  今年度の市議会 1年の流れ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 4月 13日 日曜日 市長選挙・市議会議員補欠選挙投票日 14日 月曜日 市議会議員補欠当選者の任期開始(当選告示後) 18日 金曜日 前市長の任期満了 19日 土曜日 新市長の任期スタート 5月 16日 金曜日 6月定例会開会(7月11日まで) 本会議(正副議長選挙など) 22日 木曜日 本会議(施政方針演説、議案の提案理由説明) 6月 5日 木曜日~9日 月曜日 本会議(代表質問) 10日 火曜日~18日 水曜日 常任委員会 19日 木曜日~20日 金曜日 予算特別委員会 7月 2日 水曜日~4日 金曜日 本会議(一般質問) 8日 火曜日 常任委員会、予算特別委員会(報告書協議) 10日 木曜日 本会議 11日 金曜日 本会議(予備日) 8月、9月、10月 9月上旬~10月上旬 9月定例会 10月下旬 決算特別委員会 11月、12月 11月中旬~12月下旬 12月定例会 令和8年 1月、2月、3月 2月中旬~3月下旬 3月定例会 通常の年では3月定例会冒頭に行われている市長の「施政方針」演説が、今年は6月定例会で行われます。 これは、4月の市長選挙後に、新市長が肉付け予算を策定し、それに基づいて施政方針を述べることになるためです。そして、その施政方針に対して、各会派の代表による「代表質問」が行われます。 代表質問の終了後、各議案を詳細に審査する「常任委員会」を開催し、続けて、肉付け予算を審査する「予算特別委員会」を開催します。 さらに、各議員がさまざまな市政の課題をただす「一般質問」も予定していますので、今年の6月定例会は通常の年よりかなり長い会期となっています。 ●各定例会のスケジュールは、前の定例会の最終日ごろに決定します。 決定したスケジュールは、議会報「かけはし」の直近号や市議会ホームページでお知らせします。 ◆議員の異動◆ ■就任 4月13日に実施された市議会議員補欠選挙で、議員1名が選出されました。任期は、令和7年4月14日から令和9年4月29日まで(前任者の残任期)です。 もりがのぶよ 住所地域 福井町  電話番号 090-4847-4799 会派名 日本維新の会宝塚市議団 当選回数 1回  年齢 48歳 ※5月1日現在  ■自動失職 おおかわひろゆき議員(4月6日付) 宝塚市長選挙への立候補に伴い自動失職。  ■会派異動 いずみゆき議員(2月18日付) たからづか真政会から無所属に。 すえながやよい議員(4月14日付) 無所属・日本維新の会宝塚市議団から無所属に。 おだたかこ議員(4月15日付) 無所属からたからづか真政会に。  ■会派名の変更 無所属・日本維新の会宝塚市議団が日本維新の会宝塚市議団に(4月14日付)。  ■会派結成 結志の会・たからづか改革の道(4月15日付) 所属議員 いずみゆき議員、すえながやよい議員 【14-15面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆   議会あれこれ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会が、市民の暮らしにとって大事なことを決めているところだとは聞くけれど、どんな活動をしているのかよく分からない…。 そんな疑問にお答えするため、今回は、市議会で一番大事な「議案」のことを中心に、議会のあれこれをご紹介します。 ◆まずは 議案が成立するまで◆  ■本会議 議案提出(市長・議員) → 提出者からの説明 → 質疑 → 委員会に付託 ◆議案の提出◆ 議案を提出できるのは市長と議員です。また、市民から提出される請願もあります。 議案は、提出者から説明があった後、詳しく内容を審査するため、少人数で構成する常任委員会に送付(付託)されることが一般的です。  ■委員会 提出者からの説明 → 論点整理(協議会で実施) → 質疑・委員間討議 → 討論 → 採決 ◆委員会での審査◆ 常任委員会では議案の概要説明を受けたのち論点整理を行い、できる限り効率的な審査をするようにしています。  ■本会議 委員長報告 → 質疑 → 討論 → 採決(議決) ◆本会議での採決◆ 最終的に、議案や請願に対する議会としての意思決定を行うのは本会議です。議長が議案に対する議員の意思を確認することを「採決」と言います。議員の賛否が分かれる場合、宝塚市議会では電子採決を行っています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  議会用語ほんの一部をご紹介 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  ■議事進行 議事を進める上で直ちに処理を要する問題について、議員が議長に要望等を述べるもの。他の発言者の発言に著しく疑義がある場合などに使われます。  ■反問権 議会(委員会)での議員からの質問や質疑について、その趣旨、背景、根拠などを確認するため、市長や市職員が、議員に質問できる権利。※反論ではありません。  ■再議 議決結果に異議があるとき、市長が議会に審議のやり直しを求めること。「市長による拒否権」とも言われます。本市では、過去2度の事例があります。  ■所管事務調査 議案審査以外に、常任委員会や議会運営委員会では、それぞれが所管する市の事務について、調査する権限を持っています。  ■専決処分 本来は議決が必要な案件について、議会の開催を待てない緊急な場合などに、市長が代わって意思決定すること。その後、議会に報告し承認を求めることが必要です。 ※頻発すると、議会軽視と捉えられる可能性も…  ■決議 議案の議決に付帯して議会の意思を表明するため、決議を行うことがあります。この意思表示には法的拘束力はありませんが、一方、市長の不信任決議など法的効果を持つ決議もあります。 【16面】 【報告】意見交換会 宝塚市議会では、市民との意見交換を通じてよりよい政策提案を行っていくため「意見交換会」を開催しています。 令和7年2月6日、小・特別支援学校長会および中学校長会の校長先生と学校運営の課題についてなど、活発な意見交換を行いました。 【報告】議会報告会 宝塚市議会では、定例会ごとに主な議案についての報告会を行っています。 3月定例会の議会報告会は、令和7年4月20日(日)に西公民館で開催し、20名の方にご参加いただきました。 次回の議会報告会については、決まり次第ホームページ等でお知らせいたします。 6月定例会の予定 5月16日 金曜日 本会議(役員改選) 5月21日 水曜日 議会運営委員会 5月22日 木曜日 本会議(施政方針、提案理由説明) 6月4日 水曜日 議会運営委員会 6月5日 木曜日 本会議(代表質問) 6月6日 金曜日 本会議(代表質問) 6月9日 月曜日 本会議(代表質問予備日) 6月10日 火曜日 総務常任委員会(1)+協議会 6月11日 水曜日 文教生活常任委員会(1)+協議会 6月12日 木曜日 産業建設常任委員会(1)+協議会 6月13日 金曜日 総務常任委員会(2) 6月16日 月曜日 文教生活常任委員会(2) 6月17日 火曜日 産業建設常任委員会(2) 6月18日 水曜日 常任委員会(2)(予備日) 6月19日 木曜日 予算特別委員会 6月20日 金曜日 予算特別委員会(総括) 7月1日 火曜日 議会運営委員会 7月2日 水曜日 本会議(一般質問) 7月3日 木曜日 本会議(一般質問) 7月4日 金曜日 本会議(一般質問) 7月8日 火曜日 協議会+常任委員会(3)予算特別委員会 7月9日 水曜日 議会運営委員会 7月10日 木曜日 本会議 7月11日 金曜日 本会議(予備日) ※日程については変更する場合があります ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  市議会ホームページ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。また、本議会や委員会の会議録検索もできます。 宝塚市議会で検索 インターネット中継・録画配信 本会議や一部の委員会の模様を動画で配信しています。スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  Facebook ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報をお知らせしています。フォローをお願いします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  83.5MHz FM宝塚 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 毎週2回(月曜日・木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  傍聴のご案内 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  ■本会議場の傍聴受付 市庁舎5階、本会議場傍聴席入り口。傍聴席数は84席(車いす席、磁気ループ席あり)。  ■手話通訳・要約筆記 ご希望の方は、障碍福祉課(ファックス 0797‐72‐8086)へお問い合わせください。 ◆このメンバーで1年間議会報「かけはし」を編集しました!◆ 広報広聴委員会委員 委員長 いばさとし 副委員長 もちだちえ 委員 おおしまちとせ おおしまときこ さかもとあつし てらもとさなえ みとみちえこ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  編集後記 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆一年間、広報広聴委員会の委員長として、市民の皆さんに議会を身近に感じてもらえるよう努めてきました。市長選後初の今号が、さらにその一助となれば嬉しく思います。(いば) ● 議会報「かけはし」は、全ての世帯と事業所のポストに宅配でお届けしています。発行日を過ぎても届かない場合は、下記へご連絡ください。 ジャパンメッセンジャーサービス㈱ フリーダイヤル0120-240-324(9時から18時まで) ● 最後までお読みいただき、ありがとうございます。誌面へのご意見、ご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 次号は、令和7年(2025年)9月1日発行予定です。